【脳卒中】片麻痺の人の身体の法則性

脳卒中

こんにちは。
作業療法士のブログ、ふじいろブログです。

僕は日本一の作業療法士、柏木正好先生を尊敬し、師事しています。

今まで柏木先生の様々な勉強会や書籍などから僕は影響を受け、病院でのリハビリテーションに生かしてきました。

柏木先生は長年、脳卒中片麻痺について研究されており、現在までも多大な功績を残されて来ました。

今までの僕のブログ記事についても、柏木先生から多大な影響を受けていると自負しております。
今後はより一層、ご教授頂いた事を元に自分なりにまとめた内容を発信して行きたいと思っております。

今回は、そんな心新たにした第一回目です。

柏木先生の提唱する身体の見方、「定型(fixed)パターン」について、僕なりにまとめた内容をお伝えします。

今回の内容は、初見の人には難しく感じるかもしれません。

しかし「定型パターン」について知ることにより、片麻痺の人の身体の法則性が見えてきます。

セラピストの方は必見。
Dr.にも知って欲しい内容だと僕は思っています。

また脳卒中を患い、片麻痺症状に悩まれている方も、是非ご一読下さい。

※あくまでも僕なりにまとめた内容であり、柏木先生のお話しされる内容とは奥深さ、質が異なります。ご了承下さい。
先生の原著が販売されている為、正当な内容を把握されたい方は、柏塾ノートの購入をオススメします。

柏塾ノート 表紙

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健常者で見られる「定型(fixed)パターン」

「定型パターン」とは何かについて、お話していきます。

まず「定型パターン」は健常者の姿勢にも見られる現象です。

人間はまっすぐに立っている状態でも、完全に左右対象という事はなく、左右で役割が分担されています。

例えば下の図ですと、右半身が動きやすいアクティブな状態であり、左半身は動きを止めやすい、動きを安定させる側(安定側・固定側)となります。

定型パターン 引用:柏塾ノート

健常者では、アクティブな半身と安定・固定側の半身は入れ替わりやすいです。

例えばコップで水を飲むなどの簡単な動作では、それ程身構えずに済むため、アクティブ側と安定・固定側は入れ代わらない事があります。

しかし集中して文字を書くなど、安定・固定側が活発に働かなくてはならない場面では、入れ代わりやすいと言えます。

文字を集中して書く様子

安定側・固定側の姿勢は捻れる

アクティブ側の姿勢はまっすぐになっていると言いますか、整って見えます。

それに対し、安定・固定側姿勢は捻れています。

この姿勢の捻れは、姿勢を保つために力が入り止めている表れであり、動きにくい様子を示しています。

アクティブ側と安定側の関係

アクティブ側からは安定・固定側に対し、押し込む様な力が働いています。

押し込む力

その為、例えば何も意図せず自然な状態で立っていると、重心は安定・固定側に寄りやすいです。

図は立っている姿勢ですが、例えば寝ている状態でもアクティブ側の手足から安定・固定側に押す様な力が入る為、安定・固定側の身体(背中やお尻)がアクティブ側より床面に沈むような姿勢になっています。

片麻痺の人の「定型パターン」

片麻痺の人の麻痺側は、安定側固定側になります。

そして片麻痺の方は健常人と違い、左右が入れ代わりにくく、姿勢の状態として常に固定され、抜け出せない状態にあります。

左右の役割が固定されると、身体はどんどん非対称を強め、動きの自由度は失われて行きます。

片麻痺のある方では、更に痙性という現象(肘が曲がってきてしまう、足がこわばる等)が加わり、より一層、姿勢の左右差が増大します。

筋肉も余計な力が入り、全身的に固くなっていきます。

その為、脳卒中のリハビリテーションでは、麻痺側の固さ、固定した姿勢を緩和していく事が非常に重要です。

富士山と日の丸

今回はこれで記事を区切りますが、今後の記事で更に掘り下げて行きたいと思います。

今回紹介した、左右の関係性の緩和、固定した姿勢の緩和を図る事が出来れば、麻痺症状を緩和することや、身体の動きやすさにつながるのです。

今後、「定型パターン」の知識を基にしたリハビリテーション内容についてや、片麻痺の方がどのような自主トレをしたら良いかなども、お伝えして行けたらと思います。

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