こんにちは。
作業療法士のブログ、ふじいろブログです。
片麻痺の人の立位では、麻痺側のお尻が引けた姿勢の人が多いと思います。
この姿勢の一因として、足底の感覚が影響していると考えます。
実は、踵(かかと)に乗ることは重要です。
姿勢の改善にご一助になればと思います。是非ご一読下さい。
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麻痺側の足への体重の乗り方
片麻痺の人の場合、麻痺側の足の裏では、小指側のラインに圧が掛かりやすく、踵への荷重が減少している事が多いです。
※写真の老人は片麻痺ではないとは思いますが左足の小指に体重が乗ってます。
そしてその麻痺の足を踏み込めば、床反力(床から返ってくる力)は、斜めに向かって返ってきてしまいます。
その結果、股関節はやや屈曲した姿勢で止まってしまい、さらにはその上の首・肩甲骨・体幹も動きが硬くなってしまいます。
踵に乗る方が姿勢は良くなる
踵に乗ると、床反力はまっすぐ返ってきて、股関節や体幹、頭頸部は足の上に垂直に乗るように、微細なコントロールをする活動が起きます。
これは脳の神経活動としてみても、活発な状態と言えるでしょう。
メカノレセプター
足の裏の圧の変化を感じとる感覚受容器で、メカノレセプターというものがあります。
メカノレセプターから圧の変化の情報を受けて、脳が命令を送り、全身の姿勢はコントロールされます。
片麻痺の方の麻痺側の足は小指側に体重が乗り易いと思いますが、受容器の多い親指と踵に乗せて行くことが重要です。
ボディビルダーとの違い
スポーツの分野や武道、ボディビルダーでは、「体重はつま先に乗るべき」と言われます。
瞬発力を要する場面では、確かにつま先重心の方が有利かもしれません。
しかし人間は二足直立で生活している為、持続的に活動していくには、踵に体重が乗り、身体がまっすぐになる方が効率的と言えます。
また、片麻痺や高齢者の方がつま先に体重を乗せると床反力は後ろに返ってきて、膝のバックニー(反張膝、膝が伸びきり後ろに突っ張った状態)の原因になります。
踵に乗ることは股関節や膝の姿勢を整え、全身的な筋緊張の状態改善に繋がります。
また生活の中で持続的に活動するには、踵荷重が重要です。
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