【片麻痺】麻痺手の緊張を緩和するためには

上肢

こんにちは。
作業療法士のブログ、ふじいろブログです。


片麻痺の人では『肘や手が曲がり、硬くなってしまい、なかなか力が抜けない』という悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。


今回は、そんな硬い手(痙性のある手)を緩和する方法を、ブログを読みながら体感して頂こうという試みです。


是非このブログを読みながら、一緒に姿勢を調整していきましょう。
全身的にリラックス出来て、あなたの麻痺手の緊張緩和に繋げられたらと思います。

もし読み進めて「良い内容だ」と思ったら、SNSで高評価やフォロー、シェアをして頂けたら大変うれしいです。⇓⇓⇓⇓⇓

スポンサーリンク
SNSでのフォローをお願いします!
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
今後もリハビリテーションについての情報発信を行っていきますので、ふじいろブログをよろしくお願いします。
SNSフォローボタン
フォロー、高評価をお願いします!

全身と麻痺手

脱力してそうでしてない姿勢

全身は脱力している状態なのに、片手だけ力を入れるというのは、なかなか難しいことだったりします。

麻痺手は、全身の緊張の影響を受けて曲がり、硬くなっています。


人間は無意識に姿勢を保つ緊張(姿勢緊張)を常に全身に働かせています。
片麻痺の方ではその姿勢緊張が捻れて働きやすいです。


その結果、麻痺手の姿勢も捻じれて力が入ってしまいます。


腕の緊張を緩和するという事は、全身のリラックス、緊張緩和を図らなくてはなりません。

全身の姿勢緊張を整える

今回は自主トレとして行ないやすい、座った姿勢で腕の緊張緩和していく方法をお伝えします。

必要なもの
椅子
肘が置ける高さのテーブル(無くても大丈夫です)
タオル(必要に応じて使います)


文章に沿って以下の順に行っていきましょう。

①心理的リラックス

②両足の接地

③非麻痺側のお尻に体操を乗せる

④骨盤を動かす

⑤肩・首を回す

⑥両手をテーブルに置く(両手を組む)

①心理的リラックス

まず、椅子に座ってリラックスします。
姿勢調整の間は、常に心理的リラックスを保ちます。
深呼吸をするなど、呼吸を整え、肩の力を抜きます。

②両足の接地

姿勢の調整は、身体の土台となる足元から順に行って行きます。

両足の裏を床にしっかり着けます。

足の裏を広く接地し、圧が足の裏全体に均一にかかるように体重を乗せます。


踏ん張り過ぎないようにしましょう。
両足の裏がしっかりと床へ接地していることを、感じとるようにします。


膝の位置も見てみましょう。


麻痺側の膝の方が後ろに引けていませんか?
膝の位置が左右で揃うように整えましょう。


両足が左右対称的になることが理想的です。

しかし両足の床への接地、姿勢の対称性は可能な範囲で大丈夫です。

③非麻痺側のお尻に体重を乗せる

次は座面です。
ここが一番重要かも知れません。

意識を凝らして、今座っている座面のお尻の感覚に集中します。

痙性の強い人の場合、座り方として左右を比べて麻痺側のお尻の方が座面に強く接地している事が多いと思います。

これは身体の重心の位置が、麻痺側に寄っていることを表しています。

重心が麻痺側に寄った姿勢を保つと、基本的には全身の姿勢の捻れが強まっていってしまいます。

それに伴い、麻痺手の力も入り、姿勢は曲がって行きます。

座り方としては、非麻痺側の座骨の上に座るようにします。

そして、その上にあなたの上半身の重心を乗せていきます。

力を入れてそこに身体を持っていくという意識ではなく、肩の力が抜けた状態で重心移動して、楽に非麻痺側の座骨の上に体重が乗ればベストです。

非麻痺側に重心を移動すると、どうしても力が入ってしまう様であれば、座面の左右真ん中辺りに重心が乗る形で大丈夫です。

そして背すじを伸ばしましょう。

体幹の姿勢

体幹の姿勢も、片麻痺の方では左右非対称な様子があると思います。

程度は色々あるとは思いますが、体幹は麻痺側へ凸の側屈を呈す方が多いです。

健常人でも左右差があります。右に凸。

写真は健常な方ですが、それでも左右差があります。若干の右に凸です。


また麻痺側の体幹は後ろに引けやすいです。
背中を診ると、麻痺側の背中の方が盛り上がって見える方が多いです。

健常でも左右差があります。彼女は右が麻痺側です。

この女性も健常ですが右が麻痺側にあたり、背中が少し盛り上がっています。

しかしこの体幹の左右差も、前述した非麻痺側の座骨の上に重心を乗せて背すじを伸ばす姿勢をとれば、緩和しやすいと考えます。

④骨盤を動かす

背筋を伸ばした姿勢で窮屈さを感じず、余裕が出てくれば、さらに接地している座面を中心に少しずつ骨盤を左右・前後に動かします。

接地している座面の圧を変化を感じ、座面に身体を馴染ませるイメージです。

⑤肩・首を回す

次にこの姿勢のまま、肩や首を回すなど、少し動かして緊張を緩和しましょう。(10秒~20秒)

肩や首の筋肉は腕の筋肉と密接に関係しあっています。

⑥両腕をテーブルに置く(テーブルが無い場合は※印)

テーブルがあれば、両腕をテーブルに置いて楽にできる範囲で肘を伸ばし、両手を身体の前で組む(もしくは非麻痺手で麻痺手を触る)ようにすると良いと思います。

両手を組んだ姿勢

写真の人は服装が少しフォーマル過ぎるかもしれませんが気にしないで下さい。

テーブルは、腕を乗せても身体が丸まらない高さのものが望ましいです。

もし麻痺側の肩が下がってしまい、左右の姿勢が対称的にならない場合は、麻痺側の肘の下にタオルを入れるなどをして調整すると良いでしょう。

腕には体重をかけすぎないようにしましょう。
軽くテーブルの上に置くようにします。


目ぼしいテーブルが無ければ、両手を組んで楽にできる範囲で肘を伸ばし、可能であれば両太ももの真ん中に両手を置きます。

手は緩んできましたか?


ここまで来れば全身的な姿勢が、少し整って来ているのではないでしょうか。


この姿勢のまま、リラックスして2~3分座っていましょう。


時折、④骨盤を動かす、⑤肩や首を回すを行いなが座っていられれば良いリハビリになると思います。


もし腕に力が入って曲がってきたり、窮屈な感じがしてくれば、もう一度足から姿勢を確認し、また座面の接地、重心の位置を確認して行きます。


姿勢がどうなっているのか、自分では分からないということも多くあると思います。

誰かに見てもらいながら、アドバイスをもらいながら行うのも良い方法です。

瞑想

どうでしょうか?

今の姿勢調整を行った後では、麻痺手もある程度緩んで、肘も少し伸びているのではないでしょうか。


また運動を行えば痙性が上がり、肘が曲がってくるかもしれません。

しかし、時折緊張緩和を図ることは必要です。

今回紹介した瞑想のような訓練を行うことは、麻痺側上肢を良い状態を保つ上で、一つの選択ではないかと思います。

また、今回紹介した内容は手だけでなく全身に良い効果をもたらす可能性があります。


肩や腰、全身の捻じれが気になる方にもオススメです。
今回の内容が体に良いと思ったら、時間を見つけてたまにやってみてください。


自分の体と対話するような、そんな時間の中に、身体の改善のヒントがあるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました