【片麻痺】麻痺手の改善に良い習慣

ADL

こんにちは。
作業療法士のブログ、ふじいろブログです。

今回は手に麻痺のある方にオススメしたい、日常生活でできる麻痺手の改善に向けた動作・習慣をご紹介します。

まず前提として、リハビリプログラムは基本的には一人一人にあったものがあります。

動作をしているうちに身体がこわばって動けなくなる、痛くなってくる、姿勢の捻じれがひどくなるなどの様子があれば、良いリハビリではないかもしれません。

無理せず、楽にできるものから行うようにしましょう。

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ご飯を食べる時、麻痺手はテーブルの上に

利き手が麻痺したけど、回復して今では箸(フォークやスプーン)も上手く使える」という方は、とても素晴らしいです。

是非その調子で食事を食べて欲しいです。

「利き手交換して反対の手で食べている」、もしくは「非利き手がマヒになった」という人は、是非ご一読下さい。

麻痺側の手は動作の中で補助として使われる事が、実は機能回復にスゴく良いのです。

リハビリの理論にCHOR(control hand orientating response)という言葉があります

要するに身体のバランスをとるために、手でちょっと周りを触る事です。

この時、周りを触っている手は、まるで昆虫の触覚(周りの探索、情報収集)の様な役割をしています。

もし麻痺手でこれを行う事ができたら、脳と麻痺手の間でものスゴい量の神経を使っていると言えます。

まず麻痺手の自主トレ第一歩は、ご飯の時などにテーブルの上に手を置くことです。

そこから麻痺手が自然と出てきて、茶碗を持つことにつながったりします。

更に何かを書く時、座ってテレビを見ている時なども麻痺手はテーブルなどの上にあると良いでしょう。

バランスをとるために情報収集をする、周りの探索をするような神経活動のきっかけとなります。

麻痺手の改善に良いはずです。

テーブルを拭く、皿を洗う

更にここから、「家事動作もやります」という方に向けてです。

家事動作でも麻痺手を補助的に使うのは、改善に良いと言えます。

皿洗い

皿洗いではスポンジを持って洗う方の手と、皿を持つ手に分かれ、おそらく麻痺手は皿を持つ・押さえる方になると思います。

動作に慣れてくるとスポンジを動かす手より先に、反対の麻痺手が無意識気に皿の向きを少し変える様に動いてきます。

このように無意識的に動かしていく要素が、非常に麻痺手の神経を使うことに繋がります。

皿洗いの時はシンクの中に麻痺手も入れて、少しずつ動かしてみましょう。

テーブルを拭く

テーブルを拭く時、麻痺手で拭ける方は是非それも続けてください。

バランスよく体を使う事は重要です。

しかし麻痺手をテーブルに置いて、非麻痺手でタオルを持ちテーブルを拭くことも麻痺手に良い運動になります。

:テーブルを拭く力 :反対の手でバランスをとる力

例えば上の図のように、内側から外側に向かってタオルで拭くとき、テーブルに置いた麻痺手は内側から外側に向かって力が入ると思います。

逆に外側から内側にタオルで拭くとき、テーブルに置いてある麻痺手も、外側から内側に向かって、両手を集めるような力が入っていることが多いです。

この様に麻痺手を補助的に、無意識的に働かせるようにテーブル拭きを行っていきます。

注意点
身体を支える様に、グッとテーブルを押してしまうのは良くありません。
あくまでも麻痺手をおいて接触を保つようなイメージです。

手からの接触の情報を受けながら、肘や肩、全身が繊細にコントロールされることが運動麻痺の改善に良いのです。

無理はせず行っていきましょう

麻痺のある方が生活で両手を使う場合、大抵は補助の役割を麻痺手が担います。

そして補助的に麻痺手を使う事は、概ね良いことです。

積極的に生活で麻痺手を使って行きましょう。

周りの人は見守ることが大切

しかし、麻痺のある方が運動や家事をするというのは、大変さが伴う事と思います。

周りのご家族は「リハビリになるからやらなくては」と過度に言うのではなく、適度に見守ることも大切です。リハビリは適切な量と難易度のものを行う事が重要です。

無理をせず、楽しみながらできるところから行っていきましょう。

チャレンジ精神も大切です!

また、片麻痺の人のアクティブな生活を否定するつもりも勿論ありません。

体に良いことを行うのがリハビリですが、リハビリの目的は人生を良くすることです。

本人がチャレンジしたいこと、やりたいことは行っていきましょう。

肩が凝ればストレッチしたり、リハビリに行って筋緊張を調整すればいいと思います。

生きがいにあふれた、本人の能動性のある生活が最良のリハビリだと考えます

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